今回、「稲妻」の紹介と勝浦川今山の釣り場を紹介しましたが、たくさんのメ−ルを
ありがとうございました。
全国の方よりのご意見、ご質問に感謝しております。
このペ−ジを利用しまして、一般的なご意見、ご質問に答えてみたいと思います。
「稲妻」では背中の針が外れるのでは
とのご質問が多くありましたが、返しのある細い渓流針を使っていれば心配はありません。私はがまかつの渓流7号を使っています。薄い緑色の袋に入っている品物です。針の先を内側に曲げておけばなお安心です。身切れによる外れが時々あります。と言っても1日50匹釣ったとして大体0〜2回くらいです。掛かり鮎は残っていますので大したショックではありません、23cmを越える鮎を対象とするときとか、激流で釣るときとかは鼻環をつけておかなければ不安です。針にそのまま鼻環の糸を結べば出来ますので簡単です。
「稲妻」では針刺しによって鮎が弱ったり、即死するのでは
との心配ですが、天然鮎と言えども首から肩にかけてかなり多くの脂身がありますので全くその心配はありません。弱っては困る心配をして皮に少し刺すと身切れで外れますので、思い切り良く深く刺すと良いでしょう。根掛かりしたときなど、身切れでなく、水中糸の方が切れるくらいです。ただ、1匹の囮を長時間使っていますと傷口が大きくなってきますので身切れするかもしれません。そんな時は針を刺す位置を少し変えて新しい所に刺し直せば大丈夫ですが、痛くて可哀想なのでそんなになるまでに次の囮が釣れるのに期待したいと思います。
「稲妻」で囮鮎が浮いてしまうのですが
とのことですが、腰の深さまでで川を横切れるような瀬でしたら「稲妻」は通用します。
囮が浮く原因はいくつかあると思います。
1 囮が弱っている場合、これは緩い瀬で泳がせれば解決出来ます
2 囮が小さすぎる場合、「稲妻」はチャラ瀬でも威力を発揮しますので
保存しておきます
3 「稲妻」は囮が横走りします。多分この事を言われてるのだと思います。囮が元気なほど横走りをします。そのコントロ−ルが「稲妻」のポイントかと思います。「稲妻」は絶えず「カニ横」をしているのです。竿を寝かせたり、立てたり、逆手に持ったりして囮は「ゆっくり」と泳ぐようにしなければなりません。元気な囮は多少無理をしても弱りません。竿を立てて、上流にゆっくりと泳がせるとよいでしょう。上流に泳がず、竿を立てれば下流に流れるようでしたら最下流まで流して底に潜らせ、竿を立てて上から吊して釣ります。水中糸の抵抗で囮は上に上ります。この水中糸ですが、「メタル」では絶対だめです。ナイロンの0.3号がいろいろ試した中でベストでした。
金より高価な「メタル」は必要ありません。鮎の習性を利用し、水中糸と目印の抵抗で囮を操作するのが「泳がせ釣り」だと思います。「稲妻」はそれが可能です。
「稲妻」は囮が流心から逃れようとします
交換したすぐの元気な囮はそうではないのですが、弱ってくるとどうしても流心から逃げようとします。と言うより流れに頭を振られるようです。囮が自由に泳げるような位置まで、囮の動くままにするしかないようです。無理をして強引に流心で泳がすと囮を弱らすばかりです。「稲妻」の弱点の一つのようです。
「稲妻」での誘いはどうするのですか
そのまま泳がせても鼻環オトリとは違った泳ぎをしているので、充分に効果はありますが、もっと攻撃的な誘いは次のようにします。ゆっくりと泳いでいるオトリを少し、ほんの5cmほど持ち上げてすぐに戻します。オトリは尾を振って斜め下に潜ろうとします。すぐに元の姿勢の戻りますが、5秒後くらいにもう一度行います。これを数回繰り返して、今度は、ほんの少し下流に引き気味に10cmくらいオトリを持ち上げすぐに戻します。するとオトリはクルッと反転します。これがスパイラル。この一連の過程の中でガツンと来ます。来なければこの誘いを繰り返します。私は絶えずこの誘いをかけ、オトリをじっとさせていません。誘ったときガツンと掛かった喜びは友釣りの楽しさを倍増させてくれます。
この仕掛け昔からあります
静岡県、石川県、愛知県、福井県などで昔からありますとのお便りを寄せてくれました。昔は使っていたようですが、現在では鼻環、背針とオ−ソドックスな仕掛けに変わっているようです。この20年余りの間に、マスコミ等を通じて友釣りの普及とともに、釣り具メ−カ−により仕掛けも画一化されてきたわけです。「新しい仕掛けですよ」と言って市販されている新兵器を見せてくれた釣り人もいましたが、「稲妻」と同じ仕掛けでした。釣友に「胴締め」でしか釣らないという人もいます。さまざまな釣り方があってこそ、日本古来の伝統的な釣りである「友釣り」の奥の深さがあるのではないかと思います。
竿が詰まった時の名案
水に濡れた時など竿が詰まり納まらなくなった経験はないでしょうか、最近の高価な竿はこれが
ないようですが、私の竿なんかは年に数回あります。竿尻を地面にとんとんとしても納まらないとき、竿を納める方法がありますので、「稲妻」とは関係ないのですが、試してみて下さい。まず、木の板を用意しておきます。柔らかい木、蒲鉾の板のようなものです。竿を横か、斜めにして竿尻を堅い物に当て固定します。竿をしまい、納まらない2本の先端に、この木を宛い(竿口を痛めない為です)、河原の石で軽くとんとんと竿尻に向けて木をたたきますと竿は簡単に中に納まります。いとも簡単に納まりますので試してみて下さい。